「おはようございます」
夜の7時半。今日もまた、雛(ヒナ)としての1日が始まる。
「おはようございます、雛さん。…あれ?今日同伴じゃありませんでした?」
「久保さん仕事が残業になったんだって」
話し掛けて来たのは、ボーイのケンちゃん。
アタシが水商売を始めた頃からの知り合いだから、かれこれ3年の付き合いになる。
久保さんとは、今日一緒にお店に来る予定だったお客さん。
「無理になったの」
「そうですか」
そう言い、化粧直しをし始めるとケンちゃんは控室から出て行った。
ここでのアタシの名前は雛。
お客様に、幸せな時間(トキ)を過ごして頂ける様にするのが仕事。
夜の7時半。今日もまた、雛(ヒナ)としての1日が始まる。
「おはようございます、雛さん。…あれ?今日同伴じゃありませんでした?」
「久保さん仕事が残業になったんだって」
話し掛けて来たのは、ボーイのケンちゃん。
アタシが水商売を始めた頃からの知り合いだから、かれこれ3年の付き合いになる。
久保さんとは、今日一緒にお店に来る予定だったお客さん。
「無理になったの」
「そうですか」
そう言い、化粧直しをし始めるとケンちゃんは控室から出て行った。
ここでのアタシの名前は雛。
お客様に、幸せな時間(トキ)を過ごして頂ける様にするのが仕事。