峰岸の恋する宇宙-そら-(短編)
恋愛(その他)
完
0
- 作品番号
- 51073
- 最終更新
- 2009/12/06
- 総文字数
- 51,482
- ページ数
- 94ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 45,334
- いいね数
- 0
小学校3年の春
転校生だったあたしに
学級委員長だった峰岸は
初めて話しかけてくれたんだ
そして
最後に会ったのは26歳の夏
峰岸にあたしは
一生かかっても
手が届かない
あいつは今も
宇宙に恋しているんだろう
この作品のレビュー
. 人は本気で何かに焦がれる事で もがき苦しむ辛さをも味わうのかもしれません。 けれどもそれを放棄して得た安楽は 本物の安楽なんかじゃないんだと… 宇宙に焦がれた峰岸と 峰岸に焦がれた彼女と… 舞い落ちる桜の花びらは とても美しく それはまるで淡い恋心の象徴のようで 散って、尚、 “永遠”を感じずにはいられませんでした。
宇宙に恋する峰岸君を、子どもの頃から想い続ける麻美。 すれ違いを重ねながら、時を経て、再会を果たした二人。その結末は――…。 主人公・麻美が語るひとつひとつの言葉が優しく、温かく…胸に響く作品です。 ラストは、切なさの中にも、溢れんばかりの深い愛情を感じました。 是非、皆さんもお読みになって下さい!お薦め作品です。
この作品の感想ノート
私は中学一年生のときから宇宙にとてつもなく惹かれてしまいました。そして同じクラスにいる宇宙好きの男の子と仲良くなりました。
彼は将来JAXAで働きたいといっていて、峰岸君のように宇宙飛行士が夢ではないのですが、なぜか重なってしまう部分があって、本当に切なく、泣きたい気持ちになりました。
彼の宇宙を話しているときの瞳、それほど輝いているものを私はみたことがありません。
彼と宇宙の話をしてるときが一番楽しかったのを今でも忘れません。
そんな思い出が頭にある中このお話を読んで、
もし彼が宇宙飛行士になりたいといったら私は応援できるのか、と改めて考えてしまいました。
好きなものを追い続けたい、そんな気持ちに私もなれた気がします。
私は今年高校受験を迎えますが、頭はそれほど良くないのですが本当は将来宇宙に関わる仕事がしたいのです。
それを含めて改めて考えることができました。
上手く文章がまとまらずすみません🙇♀️💦
でもこの作品を読んで私の何かが変わっていったのを感じました。
ありがとうございました。
やだ〜
ともかさん〜☆
なんてね
読んでくれて、ありがとう
そこまで感情移入してくれたなんて
しかも、濃い感想まで頂いて、すごい嬉しいよ〜☆
確かに、ともかさんの作品は清々しいくらいにハッピーで、読んでいるこちらまで嬉しくて、テレテレしちゃう
いいなぁ、もうみたいに
私はどうしても『別れ』にスポットをあてちゃうんだなぁ
強く生きて!みたいなメッセージなのかな?
自分も彼との死別を経験して、それでも自分は生きていかなきゃいけないんだと感じた経験からなのかも
今は幸せだよ〜
だから『幸せのカケラ』とかも書けるんだね
私もね、ともかさんの作品大好きだよ〜
恋をしたい!と思える前向きな心になれるから
私もいつか、ハッピーなお話書ける様になろう!(新たな目標)
完読しました!
*ご注意!
かなりネタばれ感想を書くので、本編未読の読者様は以下を読まないで下さい!
さて、改めまして。
一人相撲をとってしまう永山の不安定に揺れる気持ちに感情移入して涙が滲みました(>_<)
でも、峰岸の言動から、彼の永山への気持ちも推し量られ、今は自分の夢でいっぱいいっぱいで応えられないんだろうな、と、それもわかるだけにもどかしく、バーの階段ではやっと近づけたとホッと一安心。
婚約解消した永山には、よく決心したね、と頭を撫でてあげたい気持ちでいっぱいになりました。
それだけ二人にどっぷりハマっただけに、ラストはショックで、いや、ショックを通り越して憤りすら感じました。
ヤダー!
キミエさん〜!!
私、主要登場人物が死ぬ話は受け付けないのですよ。
ハッピーエンドに自分で書き換えたいくらい。
まあ、これがこの作品なのだ、ハッピーエンドを書きたいなら自分で書けってことなんでしょうけど。でもやっぱり、諦めきれません〜
ああ、辛い(≧ω≦)
でも、こんなに辛いのはキミエさんの書く世界がすごく身近に感じられるくらいうまいからなんでしょうね。感服いたしますm(__)m
素晴らしい作品、勉強させていただきました!
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