「ため息なんてついてどおしたのよ?ありさらしくない」


そりゃあ、ため息だってつきたくなるよ…どんなに好きでも叶わないんだもん…


「私にだって悩みくらいあるんだからねっ」

「どうせ、アレの事でしょ?」

「アレって…あーあ、なんで先生なんか好きになっちゃったんだろ…叶わないのに…」

そう、叶わないんだ…どんなに願っても…叶わない恋

毎日そう、自分に言い聞かせる…


「そんなこと、わかんないじゃない!うじうじすんな!ありさらしくない。」

「うー…保健室いって参ります!」

「よし!頑張れありさ!」


うう、頑張るよ、頑張るとも!

私は、唯に少し感謝しながら保健室へと足を運んだ―…