「つか、腹減ったな~」

ガチャ――――

「おっ!
 香月、おめー
 起きてんじゃん!!
 おはよ」

「あぁ」

テンションの低い
香月

「お前な~
 来るならメールくらい
 しろよ~」

「ゴメン」

「……。」

ヤバい。
沈黙だ…

「あれだな!!
 どっか、飯でも食いに行くかー?」

渚が話を切り出した

「そーだな!
 香月、行くか?」

「いいや
 食う気ない
 帰るわ」

「おい…」

「飯くらい
 付き合えよ~
 俺、おごるから♪」

「マジ!?
 渚ふとっぱら!!」

「だれがお前の分も
 っつたんだよ」

「俺は違うのかよ…」

「な?
 食いに行こうぜ!」

「いいよ
 悪いし」

「はぁー…
 香月!」

「あ?」

「食いに行こう!
 さっ!
 ほれ、行くぞ
 幸喜」

「おぉ!!!」