俺は、目を見開いて、葉瑠を見つめた。きっと、ただのアホ面になっていたことだろう。
「な、おま、彼氏いたじゃねーか」
「かおを嫉妬させたくて彼氏作ったりしたけど指一本触れさせてないよー」
体の前で腕をクロスさせて、ため息をつく。
「かお全然行動に表してくれないんだもん。
告白されたいなって思って、メイクとか色々頑張ってるのに、全然動揺しないしっ。
去年のクリスマスだって、しっかり場所伝えてたでしょ?彼氏と会う場所ー。
連れ戻しに来てくれるんじゃないかって思って、彼氏ドタキャンして待ってたのにかお来ないし。
諦めようかと思ったけど、やっぱ好きだから。
もう待てなくなって、言っちゃった。
でも後悔してないよ」
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