「男の人が女の人に、アクセサリーを送るの、なんの証か分かる?」 「知らん」 「あのね、それは束縛の印なの。 俺のものって証を、体のどこかに身に付けておいてもらいたいから。」 「ふーん」 「それをね、逆にしてもありかなって思って」 「ふー…………え?」 「かおは私のもの! 誰も手を出すなって」 人差し指をたてて笑う、葉瑠に俺は釘付けになった。 「まだ、わからない?」 「…」 「私、ずーっとかおが好きだよ?」 .