20XX年12月26日


久しぶりに部活行った。

二日間無断欠席したのに、みんな快く受け入れてくれるから逆に罪悪感。

部活終わってからクリスマスプレゼント持ってかんなに会いに行った。

万里弥がくれたサンタ帽子被って←

「メリークリスマース♪」

「………琉生!?」

「一日遅れたけど、サンタですよーっ」

「あははっ、」

「笑うな!ほら、プレゼント。」

「やったぁ。ありがとう!!開けていい?」

「どぞー」

小さい子みたいに喜んでた。

くまのぬいぐるみモフモフしてるかんなカワイイ。

ずっとニコニコしてるかんなが、なんとなく昔の俺に似てて。

結也さんにプレゼント貰った俺もこんなんだったんかな?

気付いたら抱きしめてた。

「ちょ、家の前なんだけどっ」

「…………。」

「琉生?」

「俺、かんな大好き。愛してるよ。」

「うぇ…///」

「かんなも万里弥もみんな大好き。」

「……うん、ありがと。私も大好きだよ。」

かんなのにおいは落ち着く。

結也さん、俺はもうあなたがいなくても大丈夫ですよ。

愛する人も愛してくれる人もできました。

ちなみに、かんなはシルバーのピアスくれた。

プレゼントもらうって嬉しいね。

帰ったら家の前に車止まってて、知らない女の人が貴央としゃべってた。

「おかえり、琉生。」

「ただいま……。」

「あ、琉生くん?はじめまして。貴央の彼女の舞香です。」

かのじょ………、彼女!?

貴央を見ればちょっと恥ずかしそう。

おいおい、聞いてねぇよ。

「話に聞いてた通りイケメンねっ!ホントに美形兄弟(笑)」

クスクス笑う舞香さんは、黒髪でロングヘアーで色白でめちゃくちゃ美人。

見るからに貴央とはお似合いのカップルだ。

しばらく話して舞香さん帰ってから、いろいろ聞きまくった。

「彼女いたんだ?」

「まあねー。」

「……結婚するの?」

「わかんねぇよ(笑)幸せにしたいとは思うけどさ。」

「ふーん。」

貴央かっこいいし彼女いても可笑しくないし。

つか、今までもいっぱいいたし。

別に結婚しても俺には関係ないし。

「あいつ、俺と同じ歳なのに子供いるんだ。離婚してるから一人で育ててんだ。仕事しながら子育てとか大変だろうし、支えたいんだよね。」

幸せそうに話す貴央。

こんなお兄ちゃん久しぶりに見た。

なんか面白くない感じー。

別にヤキモチとかじゃなくて。