「それにしても、
蜜花の髪はいつも綺麗だね」

お姉ちゃんが
私の髪をそっと撫でる

「ふふ、ありがとう」

私はあの日リボンを貰ってから
女の子らしくなれるように
ずっと髪を伸ばしてきた

私の金が掛かった栗色の髪は
今では腰まである

自分の中で
一番好きなところだ