「エタノールスピアぁぁっ!!たぁあああっ!」

イエローの掛け声と共に、戦いが始まる。
うごめく影の中にイエローは1人でどんどん切りこんでいく。

いつものイエローにはない迫力を目の当たりにして、レッドとブルーの動きが止まる。

「何やってるのよ!レッド、ブルー!イエローに続いて!!」

「あ、ああ!サッキンソード!」「わかってる!サッキンシューター!」

後ろからパワーを溜めているピンクに怒鳴られ、2人は慌てて武器を手にイエローに続いた。

「…あわわ…イエローすごい…なんだかこわいよ…」

いつものように後ろで、戦いを見守っているグリーンをピンクがおしりでドンっと突き飛ばす。

「ボーっとしてないで、さっさとバリアー張ってよ!」

「あ、は…はいっ!(ピンクもこわい~~)」

そう思ってふるえながらも、ピンクに逆らえないグリーンは力を解放した。

「エタノールバリアー!!」

グリーンの後ろ、箱へと続く道にかがやくバリアの壁が現れる。