「ここかぁ資料室。」
「なんか古くさいなぁ。」

「古くさいとか言うなよ。なんか、歴史があって良いじゃん。」

アイツはそんなこと思っているのか。てかアタシはなんでアイツのことを気にしてるんだぁ!早く忘れろ~アタシィ~!

「おいっ、早く片付けるぞっ!」

「えっ、あっ、うんっ。わかった。」

アタシはほこりを取るためにほうきを使った。はぁ、めんどくさいなぁ。

「今、めんどくさいとか、思っただろぉ。」
「えっ、なんで分かったのぉ。なんで!なんで!」

てか何アタシはそんなこと聞いちゃったんだぁ~!

「えっ、だって七瀬そんなような顔してるじゃん。」

えっ、アタシがぁ。そんな顔してたっけぇ~?

「もぅいいから。早く掃除やろうよー。」

「そうだな。」

めちゃくちゃほこりがたってるじゃん。
もっと綺麗にしてあるかと思った。けどめっちゃ、汚れてるじゃん。
「ゴホッ、ゴホッ。いっぱい咳ができるなぁ。」

「大丈夫か、ごめんな。ここ連れて来ちゃって、俺のせいだよな。本当にごめんっ!」

なんか先生優しい、まぁ、アタシが咳したからだけどねっ。

「全然、大丈夫だよ。さぁ早く始めよ。」

「でも何かあったら言えよ。」