『あ!よろしくおねがいします。。川崎絢乃です・・・。』
 恐る恐る言ってみた
 『よろしくー!』
 『よろぉ!』
 思っていたより恐くない
 『今日は挨拶だけだから!みんなぁ!絢乃と仲良くしてね?うちからのお願い!!』
 『『はぁい』』
 本当に楽しい日々になりそうだ
 『絢乃?かえろう?』
 『う・・・うん。』
 莉乃って恐くない
 むしろ、優しい
 『絢乃ぉ。死なないでね?光輝のこと大好きだからって死んだら終わりだよ。あとね、光輝の事全て忘れたら駄目だよ。』
 『え・・・うん。』
 まさか莉乃からこんな言葉を貰うとは思ってもいなかった
 『いがいって思ってるでしょ?私もね、莉乃みたいな恋したことある。』
 ・・・そうなんだ。
 私は、何を言えばいいか分からなかった
 莉乃もきっとそうだろう
 私たちは無言のままでいた
 『私、家、ここだし。ありがとう。』
 『絢乃。これメアド。明日、絢乃、学校に来ないでしょ?だから。』
 ・・・莉乃って才加以上に人の気持ちがわかるのかもしれない
 『・・・ありがとう。バイバイ!』
 『バイバイ。』
 莉乃に手をふって家にはいる
 『・・・ただいま。』
 私はリビングにいかず2階にある自分の部屋へと向かった
 『絢乃ぉー?かえってくるの遅いんじゃない?』
 母親の声が聞こえてくる
 基本、寄り道をあまりしない私にはすごく遅い時間だ
 今は、21時だからである
 『・・・莉乃にメールしようっと。』
 
 《今日はありがとう★》
 
 短い文だが送ることにした
 受信ボックスを見ると才加と瑠璃からメールがきていた
 
 《絢乃ー!光輝とどうなったの?まあ、結果はなんとなく分かるけどね! 才加》

 《絢ちゃん!どうだったの? 瑠璃》

 才加と瑠璃にメールは送らないことにした
 後からいろいろと聞かれるのが嫌だから
 どうこう考えているうちに、莉乃からメールがきた
 
 《どういたしまして。つかぁ、結局、明日学校に来ないの?》

 学校・・・。
 光輝に会うしいけそうでもないな・・・。