「 あ 」




アキラは、真っ赤な顔で絶句し
バックを足元に、ポロリと落とす



…リルカは多分、別の意味で絶句し
表情を固めて、俺を見つめた




前を向き、
手だけをアキラに向けて伸ばす




「 …いいからとにかく貸せ

今度… 代わりの奴、買ってやるから 」






「 …… うん 」








「 もったいないですよ アキラさん 」


「 …あ 」



「 … 藤本 」



顔を赤らめるアキラの手元を、
制止する微笑み




「 ブランド物って
各々好みがバラけてますし

これだと投げても、飛び付くのは
アネ系好きだけじゃないですかね? 」



「 … アネ系? 」




「 はい 年相応の物より
少しお姉さん系趣味の子達です


…… それに今、気がついたんですよね


何故カノジョ達が、
目の色、変えてるかって 」