「ばあちゃんが行ってた」

「慈瑠?」

黙って聞いてと
人差し指を自分の口につける。

「流れ星は誰かの願いを
叶える為に流れるんじゃないって」

「…?」

首を傾げる綾。

「誰かの願いが叶う頃に
流れるんだって」