『・・・・ならっ『いいえ』





『貴方は、この国の長である。
 このことに、嘘はない。
 貴方が居なくなってしまったと
 したらこの国は、
 どうなるのですか?』





『・・・・現在は、結ばれない。
 だから。だから、』




彼女は目を伏せ、それから
満月を一目見た。




『そう。月に誓いましょう。
 綺麗な満月ね、、。
 私達、結ばれない運命だから
 もし生まれ変わったら。
 必ず貴方を愛し、
 結ばれることを月に誓います。』