あたしは屋上を飛びだし、
教室へ走った。

ガラッ。

あっ、いた!

「あっ、あの・・・」

「ん?」

あたしは小さな声でこう言った。

「あたしは流唯君の事が好き・・・です///」

「うん。」

「で、流唯君はあたしの事どう思ってる?」

「・・・好き。」

ほんとはちゃんと聞こえてたけど
もう一度聞き直した。

「今、なんて?」

「恥ずいから言わせんな///」

「じゃ、じゃあ、今からカレカノって事!?」

「・・・そうなるな。」

「じゃ、これからよろしくね!」

「おう。」

「じゃあ柚の所報告行ってくる!」

「ん。」

あたしは真っ先に屋上に向かって
走り出した。

たんたんたんっ。

「っはぁ・・はぁ・・柚ー!!!」

息切れしながらも柚に笑顔を向けた。

「どしたの!?」

「あのっ、あのねっ!」

「ゆっくり喋りな?」

「ふぅー。あのね、流唯君と
付き合う事になったの!!!」

「嘘!?すごいじゃん!!!」

「うん///」

ニコッと笑ってみせた。

「じゃあさ、今度ダブルデートしよーよ!」

「賛成!来週いこーよ!」

「いいね」

それから二人でわいわい
来週の計画を立てた。