ああ、僕はどうしてお前が愛しいのだろう。

愛しくて、愛しくて、頭がおかしくなる。

愛し過ぎて、狂いそうになる。

もういっそのこと、狂ってしまいたいと思ってる。

お前と一緒に、死ぬまで狂いたいと思ってる。

聖に狂わされるなら、本望だ。

聖と一緒に死ねるなら、なおさらだ。

「――聖…」

聖の肩に、自分の顔を埋めた。

聖の腕が、愛しそうに僕の頭を抱きしめる。

「お前は、僕の全てだ。

嫌がったとしても、僕はお前を一生離さない」

僕は聖にささやくように言った。