「――聖…?」

驚いた僕を無視するように、聖は自分の服を脱ぎ始めた。

眠いことなんて、もう忘れてしまった。

脱いだ服をベッドの下に落とすと、聖は僕に白い躰を見せた。

「――抱いて…」

彼女の唇が、言った。

「抱いてって、お前…」

僕の言葉をさえぎるように、聖が自分から唇をふさいてきた。

乱暴ながらも、丁寧に口の中に舌が侵入してくる。

肉づきのいい唇の感触に、僕の中の理性が消えそうになる。

服の中に侵入したその手は、僕の躰をやらしくなでてきた。