汗ばんで冷えた躰が春海に触れたことで温かくなって行く。

「聖?」

急に抱きついてきた私を、春海は驚いたと言うように呼んだ。

私は顔をあげると、春海を見下ろした。

私の下で、春海は少し驚いた顔をした。

でも、嫌そうではなさそうだ。

そう思いながら、私は彼の耳に唇を寄せた。

「――春海…」

ささやくように名前を呼んだ瞬間、春海はビクッと躰を震わせた。

胸に指をはわせると、そのまま下へと滑らせた。

「――ッ、あっ…」

その瞬間、春海はビクッと躰を震わせた。