「急ぐの、急ぐのっ! はなしてー!」
「そうか、じゃあさっさと、どこに行くか言え」




無理ですってば!
珍しく空気よんでるんですよ?!




「斎、僕わかったかも♪」



聖斗くんがニコッと笑う。



「おっ、マジで! どこだ?」
「病院かな?」




はい、図星です!
図星ですよ!





「あたりみたい、だね」
「そうだよ……」




もう、諦めるよ……
私にはこの双子勝てる自信ないです!!




「じゃあ、ついてくしかねぇな」
「そうだね、同じところに用事あるんだもんね」




二人とも、ニコニコオーラがまぶしいです!!




と、いうか…




「二人も、病院いくのー?!」