「どうしているの? 用事は??」
「そうだよ、今日、用事あるって言ってたろ?」




珍しく斎斗も口を開いた。




「まぁ、いますぐの用事はないの。だから、ね?」
「なら、いいよ、別に」



聖斗くんはニコっと笑ってる答えてくれた。
けど…




「聖? 勝手に人をあげていいのかよ?」
「大丈夫だよ。どうせ、お母さんもお父さんも帰ってこないでしょ、今日は」
「だからって、ばれたらどうするんだよ?!」
「ばれたらって…ばれるわけないよ。どうせ、僕らの事をどうも思ってないような親なんだから。そんなこと、気にもしないと思うよ」




と喧嘩をはじめ、聖斗くんが丸く収めて(?)私を家にいれてくれた。




「僕らの部屋しか無理なんだけど、いいかな?」
「ぜんぜん、問題なしだよ」




というわけで、聖斗くんのお部屋です!!←斎斗の部屋でもあるよね?!

めっちゃ、シンプルだけど、なんか凄くいい!!
あぁ、いつもここで生活したい……!!←おいっ




「聖、何で、桐葉を家にあげたんだよ…?」




突然斎斗が聖斗くんをにらみながら言った。