「ねぇなっちゃん?今日、帰りにクレープ食べに行こうよ!」
昼休み、いつもと変わらない時間をすごしていた私と友達の理奈。
…今日も?
なんて思いながら
「理奈も好きだねぇ。昨日もクレープ食べに行ったじゃん」
と言って、食べ終わった空の弁当を鞄にしまう。
理奈はかなり甘いものが大好き。
…まぁ私もわりと好きだけど、こんな毎回連れて行かれると正直甘いものが食べたいとは思わなくなった。
「いいじゃん!あそこのクレープ屋さん最高なんだもんっねぇ行こお?」
目を輝かせながら見つめてくる理奈。
私はいつも理奈には甘いと思う。
なんたって彼女は可愛い。
これぞ萌キャラ。
理奈に頼まれたことはすんなりオッケーしてしまう。
私とは真逆な可愛い性格をもつ理奈。
なんでこんな私達が友達なのか、不思議に思う人は多いと思う。
「分かったよ。放課後行こうね」
ニッコリ笑ってそう返事をすると、理奈は「やったぁ。ありがとなっちゃん!大好きっ」と言って天使のような微笑みを見せた。
その可愛さ、反則だよ…
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