「俺は相手が女だろうと手加減はしねぇ」



赤メッシュ野郎は私の前にくると、握りしめていた拳を後ろに引いた。




そして、勢いよくその拳を振りかざしてくる。





こいつ、マジだ。









そう思った私は
















「暴力はんたーい!!」








無意識にそう叫びながら、赤メッシュ野郎の股間を思いっきり蹴っていた。
















ち──ん