「それにしても、花瓶はどうしたんだ?」


おそらく俺の目が正しければ、あの花瓶はそんじょそこらでは手に入らないだろう。

彼女にそんな・・・


「家にちょうどいいサイズのがあったので、適当に持ってきたんです!」


そんな得意げに。


「こんな高価なもの、会社に勝手に持ってきてもいいのか?」

「あっそれならちゃんと親に報告してから持ってきました。よく貰うので。」

はにかみながらそんなことを言われても。。。

君の家はどんな家なのか疑いたくなる。