まくらに

携帯と顔をうずめて

頭まで毛布をかぶる


すこし息苦しい中

雑音のない世界で


うるさいくらいに

はやく脈打つ

あたしの鼓動


そして


ひだり耳から聞こえる

しゅんの心地よい声と

たしかな呼吸に


安らぎと

ちいさな幸せを

感じる


目をつぶっていると

すぐ隣にいるような気がする


おなじ時間を

生きているんだと

実感する



こころとこころが

繋がっているんだと

確信する