解除し終えると


 たちまち目の前の扉がガチャリと開き




 通りすがりのダークブラウンが目を丸くして迎えてくれた。




「え、何何どういう組み合わせ?


 しかもびしょ濡れじゃん、寒くね?」



「わかってんならタオルくらい用意しろよ、役立たず」


「よし、お前はずっとそこに突っ立ってろ。




 空、タオル用意するから、とりあえずシャワー浴びて来い」




 そう言ってダークブラウンは

 バタバタと廊下を走っていった。