しかしその一方で、AOKに噛み付かれたにもかかわらず、無事生還を果たした兵士も存在した。

米陸軍第213歩兵大隊所属、ディック・グローレン中尉。

彼は命からがら米軍の設営キャンプに帰還して、部隊の壊滅を報告。

その報告を受けた指揮官は、遂に決断を下す。

現存するあらゆる兵器を使用してもAOKを殲滅できない今、残る切り札は核兵器しかない。

彼は軍本部に、戦術核の集中運用を要請する。

次々と孵化を繰り返し、数十万から数百万規模に膨れ上がりつつあるAOK。

彼らを一網打尽にするには、この方法しかないと判断したのだ。