ぷんぷん怒りながら家につき、階段を駆け上がり、部屋に逃げ込もうとしたあたしを捕らえて聡が言う。


「バーカ、逃がすか。
言葉だけじゃなく、体でも教えてやるっていったろ?」


後ろから抱き締められて、耳元でこそこそっとしゃべられて、


「…っ」


くすぐったくて体をよじったあたしの首筋にキスを落としながら――…


「もう、ヒミツはなくなったんだから、拒否るのなしな?」


聡が甘い光を瞳にともす。