そんなあたしの腕を――…


「あー…アレ?」


聡は忌々しそうに舌打ちしてから、いとも簡単に掴んで、こう言った。


「しょうがねぇじゃん。
面白そうだと思ったんだから」


その瞬間――…


「はぁ!?
面白そう!?
聡っ…
あんた、そんな風に思ってたの!?」


体中の血が逆流するような衝撃が走った。