何時間経っただろう、真っ白だったノートは私の癖のある字で埋め尽くされていた。


ひとつため息をつくと、近くで小学生くらいの子供たちが騒いでいる。

煩いなぁ。と思いつつもその会話に耳を傾けてしまう。

「外で雪合戦しようぜ!」
「顔面はナシだからなー」

その声にふと顔をあげる。

窓の外は白く染まり始めていた。


こんな時期に雪なんて降るんだ。そう思いつつも私は再びノートへ視線を落とした。