雅哉さんはいつものように家の前まで私を送り届けてくれる。


でも、お互いどこかぎこちなくて。

いつもと同じ道、いつもと同じ風景。

でも、いつもと違う2人の関係。

これからはそれも、いつもの関係に変わっていく。


「おやすみ」
「おやすみなさい」


お互いはにかみながら別れの言葉を告げる。


夢のような、幸せな1日が終わる。