幸い観覧車には並ばずに乗り込めた。 向かい側に座ってる雅哉さんはいつものようにとは違い、自分から話を振ることはなかった。 この、無音の空間が耐えられない。 でも、何か言わなきゃと思えば思うほど言葉が出てこない。 こういう時間ってなんで長く感じるんだろう。