何て言えばいいんだろう。

雅哉さんいますか?なんていきなり言ったら不審に思われるだろうか。


口をもごもごさせている私に、その店員は優しい声で、"雅哉くんかな? 今呼んでくるから、お好きな席へどうぞ"と言い、カウンター脇にあるカーテンの中へと消えていってしまった。