「白い……涙?」


一軒のカフェの脇に咲く、一輪の花。

涙の雫のように儚く、寂しげに揺れるその花に目を奪われ思わず足を止める。


普段は花になんて興味はないのに、何故かその花だけは気になって仕方なかった。