「…えっ…何を…?」 訳のわかっていない私に、悠ちゃんは少し声を荒げて、 「熱!何で熱あること黙ってたんだよ!」 私っ悠ちゃんに隠してた訳じゃないよっ? 熱の事…っ 悠ちゃんにわかって欲しくて、頭の中で必死に言葉がぐるぐる回っているのに、 熱のせいか、上手く喋ることが出来ない。 「…ちが…。私…、熱…気付かな…くて…」 熱のせいか涙まで出てきて、もうどうしていいのか分からなくて。