「…でね、また勉強教えて欲しいんだけど…いいかなぁ?悠ちゃん…」



名案だとはいえ、悠ちゃんが大学に忙しいことはわかっていたから、正直断わられても仕方ないって思ってた。



だから恐る恐る聞いてみたら…





「なに気使ってんだよ。いいに決まってるだろ?」


私の頭をくしゃくしゃしながら


「明日の放課後から、スパルタ開始な?」


にっこり笑ってくれた悠ちゃんに、私は嬉しくって



「悠ちゃんだいすきーっ♪」


ぎゅっと悠ちゃんに抱きついた。




「未夢はゲンキンなやつだな」



そう言って悠ちゃんも笑っていた。