「しっかしまぁ、男前ね。悠さん」




「えへへ///でしょー♪」




「なーにが『でしょー♪』よ!のろのろしてたら、あんたの悠ちゃん、他の女にとられるわよ」




ピクッと反応してしまった事を愛ちゃんに気づかれないように

ほんとだねー

なんて笑って誤魔化した。





良く、見ちゃうんだ。


悠ちゃんが綺麗な女の人とどこかにいってしまう夢を。



ばいばい、未夢
お前は妹みたいな存在だから


って言葉を私に残して。






ほんとにね、


あんなにかっこ良くて優しい悠ちゃんを、他の人が放っておくわけなかったんだ――