それからあたしは
期待しない
恋愛を繰り返した


期待しないから
期待されない

信じないから
信じられない

愛さないから
愛されない


あたしは愛を
あの日から忘れた

あんなに悔しくて
苦しくて泣くのが
愛ならこのまま
一人で居る方が楽だ…

何もないから
幸せもない。

それでいいんだ。

そして
あたしは一人で
思い出の多過ぎる
生まれ町を離れ
この町にやってきた

愛されたいなんて
願わないから
誰もあたしを
傷つけないで。
これ以上
入って来ないで


なんとなく
過ごしていたら
1時間経っていた

外はすっかり
暗くなっていた

もう少し
ここに居よう…