ー…

「ルカいたか?」

「いえー…」

ルカを探すが、当然見つからずー…

「まさかー…海に出たんじゃ…」

「どうやってだよ?泳いでか?あいつ金持ってねぇだろ」


コーダたちが話していると、そこへー…

「まさかあの女探してんのか?」

「ロイっ!?お前まだいたのかよ…」

「うっせぇな…。まだあいつら来ねぇんだよ。ったく…なにやってんだか」

「お前みてぇな船長いらねぇんじゃねぇの?」

と、笑いながら話すコーダ。

「な゛っ…」

「ロイっ!?ルカ見たのか…?」

「あぁ…見たっつーか…。他の海賊船に乗ってたみてぇだけどよ?」


「海賊船ってー…」

「その海賊ってのがなぁ~たち悪りぃっつーか…。危ねぇな。」

「お前が言うなよ…。」

「あ?俺なんかまだ可愛いー方だぞ。…知ってんだろ。そこらへんの街狙っては潰してく、海賊のガイ」

その名前を聞き、舌打ちするコーダ。

「よりにもよって、あいつかよー…っ」

「船長…?」