ザザー…

海の波の音が、静かに聞こえる夜ー…。

一緒のベッドで、一緒に寝るルカとユウリー…。

「…あのさルカー…」

「なぁに…?」

もう寝たかと思った時、ユウリがルカに話しかける。

「今日、ルカを連れてった奴だけどさー…あいつなんだよ。街を襲ったやつらってー…」

「えっー…?」

ユウリから聞く話しに、当然驚くルカ。
まさか、自分と一緒にいた、あのガイが…ユウリの住んでた街を狙ったやつらだったとはー…

「昔の事もそうだけど…ルカまで危険な目に合わせたあいつのこと…気づいたら意識なくなるぐらいまで殴ってた。…それだけ、許せなかったんだよー…」