ユウリの胸で泣き続け、その涙は止まらずー…

「ルカさ、俺ら来なかったら今頃、あいつらに酷い事されてたんだからなー…?。」

ユウリの言葉に、ただ黙って頷くルカ。
そしてユウリは、話し続ける。

「ルカ…?まだ人魚に戻りたいって思うならー…。そん時は、俺も手伝うから。…だからー…もう勝手に居なくなったりするなっー…」

自然に、抱きしめる力は強くなり…

「…ユウリ?痛いよー…」

「これくらい我慢しろよー…。っ…気絶してたルカ見て…死んでんのかと思ったー…。」

「ユウリー…」


ルカを抱きしめるユウリは、震えておりー…

どれだけ心配していたか、ルカにも伝わった。