「んのやろっ…ガキの癖にナメた真似しやがってっ」

ガイがユウリに殴りかかろうとするが、素早くユウリは受け止め、やり返す。

ドサッ

「っー…」

そして、それは続きー…
気づけばガイは、もう起き上がれないほどまでにボロボロになっていた。

グイッ
「言っとくけどな…お前やるために、俺がどれだけ必死になってきたと思ってんだよっー…。あの時お前らが来なかったら今頃っー…。それに、ルカまで巻き込みやがってっー…」

ユウリの目からは涙が流れー…。
それでもまだ、ガイを殴ろうとしていたが…

パシっ

「!?船長っー…」

「もう辞めとけユウリ。まぢでこいつ死ぬぞ?…それにもう気がすんだだろ。…こんなとこ、さっさと出てくぞ。」


「っー…。」


ユウリはその場を立ち去った後も、しばらく泣いていた。

それを、ただ側で見守ていたコーダ。