こども扱い、されたくないんだもん。
対等に見てほしいんだもん。
・・・先生のこと、大好きなんだもん。
そして今日は、当直の火曜日。
わたしは先生の隣で、学校のノートを広げて、首をひねってた。
「今日は何の教科?」
「数学・・・宿題出たんだけどね、全然わかんない。ていうかこんなとこ授業でやったっけ?」
「やってなきゃ宿題に出されません。記憶にないのは、お前が寝てるからだろ?」
「ぶー」
「そんな顔してもかわいくないぞ」
ふくらませたほっぺたを指先で押されて、ぷすっと、空気がぬける。
・・・ていうかね、せんせい。