・・・でも。でもね。
「わたしには、トクベツなんだもん・・・!!すき、なんだもん・・・っ!!」
「・・・・・・っ、」
「もっかいしてほしいとか、思うんだもん・・・っ!!」
「〜ったく・・・」
へなへなへな、て、その場にしゃがみこむ、柊先生。
先生は、とても苦しそうな顔で、息をはいた。
ため息とはべつの、なにかを吐き出すみたいな。
・・・こらえられないみたいな、息。
「・・・反則」
「な・・・に・・・、」
「かわいすぎ」
先生が、タオルのすそを握るわたしの手の上に、大きな手をのせて。
ぐっと、自分の方に、引き寄せるから。
「ひゃ・・・っ!?」