わたしの中だけに、しまっておきたい。



黒板に書いてある曜日は、月曜日。

明日は、待ちに待った火曜日だ。



・・・でも。



「はぁ・・・」



両手でずりずりと、口元をおおって、ちいさく息をつく。



どんな顔で、柊先生に会いにいけばいいんだろう?


会いにいったら、どんな顔をされるんだろう?


期待しちゃっていいの?しちゃ、だめなの?


嬉しいけど、不安だよ。



・・・ねえ、先生。どうして、キスしてくれたの?




「えー、しかし、64の3乗根くらいであれば、正攻法ではなく・・・」




学校では教えてくれない、恋愛の答え。


説明のお経は、右から左。


ノートは、ずっと真っ白のまま。




・・・授業は、ぜんぜん、頭に入らない。