「・・・・・・っ!!」




なのにその時、振り返った先生の顔は、真っ赤で。



わたしと同じくらい、


わたしよりももっと、真っ赤で。




「・・・おまえの」




なにも言えずに固まるわたしに、先生は告げる。



ちょっとスネたみたいな、子どもの表情で。







「・・・おまえのビョーキが、俺にうつったの。」