なんか。なんか。
ほんとにヘンタイみたいじゃん、わたし・・・!!
「か、かわいくな・・・って、なんですか!!いきなり!!」
「いや。だって、体全部で、好きー!って表すんだもん。ちょっとキュンときちゃった」
「っ!!」
さらに熱がのぼり、ほっぺたが、赤くそまるのを感じた。
・・・わたしそんな、わかりやすいかな。
そんなに好きー!ってオーラ、出てるかな。
っていうかそうだったとしても、柊先生には、全く気づいてもらえてないし。
相手にしてもらえてないんだし。
・・・この前のけっこー本気の告白だって、笑ってスルーされるし。
「美景っちさぁ、可愛いから、高校でモテるでしょ」
にや、と探るような笑みを浮かべながら、石岡先生が、わたしの顔をのぞきこむ。
わたしは思わず、眉間にシワを寄せて、仏頂面になった。