4時ぐらいに目が覚め
昨夜の出来事が夢ならいいのにと思いながら窓際に腰をおろす


昨夜と変わらない夜景
ホテル街だから下の道にもホテルが見えた

明かりを見ながらみんな幸せな一夜を過ごしたのかな。アタシは?
男と別れて愛が無いエッチを妻子持ちとしたんだ…


涙が出てきた




だんだん空が明るくなり始めた
夜景もだんだん終わりに近付き始める

この時を今でもアタシは覚えてる



あなたの携帯のアラームが鳴りあなたも目を覚ます


二人とも無言のままチェックアウト
街にはまだ車もあまり走ってない


頭の中は昨夜の事しか考えられなかった

アタシの車のところまで戻ってきて解散

『ばいばい』



あなたはアタシを下ろすとアタシの言葉には返事もせず車を走らせて行った