駅を出ると沙也と
同じ制服を着た高校生が
たくさんいる。

「あぁ...道分かんない。」

独りつぶやく。

「おっはー!!」

後ろからハイテンションな大声が
聞こえる。

「沙也!探したんだよ?」

それはあたしの幼なじみ。
-千崎 華帆(16)-

「メンゴメンゴ!」

あたしは華帆が着てくれて
安心になった。

なぜなら華帆はすごく
しっかりしていて、頼りに
なるから。

あたしはそんな華帆が
大好きだ。