「着いたぞ」

「え、あ…。」

秘密の道を通り抜けると体育館わきの階段の所に出た。
こんなとこに通じてたんだ。


あっけなく終わったな。
幸せタイム1分半ってとこかな←

「先生に遅刻謝っとけよ?ニコニコしてりゃ大抵許してくれんだろ。」

「えっ…、あ、はい!せんせー、ありがとー!」

やばいやばい。
今日ラッキーDAYかもしれない!

ガラッッ。

「遅れましたっ」

「お、小島。どうした?熱か?」

「?いえ…?」

「赤いのは気のせいか。ほら、大丈夫なら早く体操しなさい。」

「はい」


美莉はー…っと。


「柚那~~~~」

笑顔でぶんぶん手を振っている。
遠くてよく見えないけど、あれは絶対美莉だ。
体操を終えて3分走をしている。
イラッ…

「美莉、てめーっっ!!!」

美莉目掛けてダッシュ。

「きゃあぁぁぁぁwwww」

「おいてくなんてひどいじゃん!!」

「妄想してるからでしょっ!」

「コジマァァァ!!!体操してからにしろっ。」

「あ、しまった。」

今日注意が多いなー。
ムフッ

「せんせー、小島さん妄想してますぅ。」

「こ じ ま ! !」

「してないしてない!!美莉!覚えてろよー!」