小島 柚那(コジマ ユナ)
高校2年。
普通の女子高生。友達の数もまあまあ。

まわりと違うのは、『先生に恋してる』ってことだけ。

中井 たける 
先生は社会の先生。
確か…24歳。
背が高くて、優しくて、面白くて。
惹かれた。

大人…先生…

この単語は私を苦しめる。

でもそれ以上に苦しいのは、先生が私を見てくれないことだけ。


「柚那!今日一緒にかえろーよ!」

「美莉!いいよぉ」

湯本 美莉(ユモト ミリ)
入学したころからの親友。
美莉は知ってる。
先生を好きなこと。
全部、隠し事は嫌だから。
サバサバしてる美莉、言いたいこと言えるけど
たまに言いにくい時もある。(笑)
なーんて言えないけどね!

「帰りタピ食いたい!!」

「うーちーも!!…まだ学校来たばっかだけどお…(笑)」

「たのしみっっ!!!」

美莉は人の話を聞かない。
話が入らないみたい…(笑)

「柚那ぁぁぁ!?おいてくよ!?」

気づけば美莉は教室前。

「はやっ!!(笑)待てし!!」

「走れーーー!!」

朝から走れねーよっ!
なんて思いつつ遅刻ギリギリだから走ってみる。←

「小島!こけっからやめろー!?」

「ぎゃ!!」